[Looker] ツールチップをカスタマイズして、他のフィールドの値を表示する方法
2024.03.08
Lookerのビジュアライズでは、データポイントをマウスオーバーするとツールチップが表示され、値の情報を見ることができます。そのツールチップに、他のフィールドの値を表示するようにカスタマイズできますので、その方法について記載していきます。
ユースケース
- 以下の累計登録ユーザー数推移のグラフがあるとします。それぞれのデータポイントのツールチップに各月のユーザー獲得数も見えるようにしたいです
やってみる
今回試す方法
- 以下のドキュメントの通り、フィールドのhtmlパラメーターを編集することでツールチップに反映させていきます
Viewの定義
- グラフの描写に必要なデータを以下の通りに定義しました
- 累計値を出しているフィールドに、単純なユーザー数をカウントするフィールドが表示されるように定義しています
dimension_group: created { label: "登録" type: time timeframes: [time, date, week, month, raw] sql: ${TABLE}.created_at ;; } measure: count { label: "ユーザー数" type: count } measure: count_running { label: "ユーザー数(累計)" type: running_total sql: ${count} ;; html: {{rendered_value}} (単月ユーザー数:{{count._rendered_value}}) ;; }
Exploreでビジュアライズを確認
- もう一度ビジュアライズを確認してみますと、ツールチップに単月のユーザー数が表示されていますね!
さいごに
Lookerではhtmlが書けることで、色々な表現か可能になっています。是非試してみてください!